グラウンディング

グラウンディングは、AI の回答を手元の事実や資料に結びつけて、思いつきだけで話させないようにする考え方です。

グラウンディング のアイキャッチ図解
まずは、こう考えるとつかみやすいです。

グラウンディングは、会議で発言する前に公式資料や議事録を机に広げて確認しながら話す担当者のような状態です。

ひとことで言うと

グラウンディングは、AI の答えを「その場で与えた資料や事実」に寄せて、記憶頼みの発言を減らす考え方です。

どんな場面で使うか

  • 社内規程やFAQに沿って案内したいとき
  • 最新の資料や料金表をもとに答えさせたいとき
  • ハルシネーション を減らしたいとき
  • ツールコーリング で取得した結果を根拠に説明させたいとき

RAGとの違い

RAG は、グラウンディングを実現する代表的な方法の1つです。 外部資料を検索して渡すことで、AI の回答を根拠に寄せます。

ただしグラウンディングはもっと広い考え方です。 検索した文書だけでなく、フォーム入力、社内DBの取得結果、計算結果のように「いま手元にある確かな情報へ結びつける」こと全体を指します。

実務で気にするポイント

  • 根拠として渡す情報が古いと、グラウンディングしても古い答えになる
  • 根拠をそのまま長く渡しすぎると、重要点が埋もれて逆に不安定になる
  • 出典表示や引用範囲を決めて、利用者が確認できる形にする
  • 評価 では「正答率」だけでなく「根拠に沿っているか」も見る

注意: グラウンディングは誤答をゼロにする魔法ではありません。根拠の選び方や渡し方が悪いと、資料を見せていても誤解した答えを返すことがあります。